ヨガ本レビュー

ヨガのイメージ

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男ヨガ本「長友佑都のヨガ友(トモ) ココロとカラダを変える新感覚トレーニング」

ヨガ友、読みました。
長友佑都選手は、言わずとしれたサッカーの超一流選手。

 

その本にあるヨガのポーズは、ほとんどが床の上で道具を使わずに自分だけでできるもの。
ヨガの上級ポーズの中には、両足を頭の後ろで組んだりするような、信じられないような、普通の人には明らかに無理そうなポーズもあります。
それらは何年にも渡る練習の成果です。一部の特別な達人のものかもしれません。ヨガの先生の実力、力量をアピールするためには見栄えのするびっくりするようなポーズが向いているかも。

 

ヨガ友は、そうした見栄えを重視したものではなく、むしろ見栄えは大したことがなさそうなくらい。え?こんなの何が特別なの?写真を見ただけではそんなふうに思うものも少なくありません。

 

が、しかし!

 

やってみると分かります。

 

長友選手のようには出来ません(笑)

 

もちろん、ヨガの経験者やもともと柔軟な身体の持ち主には易しめのポーズもあるでしょう。
ヨガ友は初心者にとって、運動不足の男性にとって極めて実践的で、効果てきめんです。
なぜなら、大きな動き、派手な動きはなく、床の上で上半身から下半身までの柔軟性を高めるポーズが、足回りのいろいろな筋肉の部位ごとに、腰回りの部位に、背中や肩の部位にたいして網羅されているから。
また、長友選手オリジナルの、体幹トレーニングを兼ねたポーズや、腕の内側を伸ばすポーズなど、姿勢やリラックスに効くポーズ、短時間の瞑想の方法も紹介されています。

 

これを毎日の生活に取り入れることができれば、生活の質が向上すると思いました。

 

男ヨガ本「メンズ・ヨガ~男も始めるぜ編~ 監修ケン・ハラクマ」

これはアシュタンガヨガの第一人者ケン・ハラクマ先生監修の男ヨガの入門書。日本の最初のヨガブームの時、2005年の本なので、少し古いです。

 

内容は、日常生活やオフィスで出来る比較的優しいポーズの紹介です。

 

本の形式はハウツー本的で、左ページに日常やビジネスでありがちなショートストーリーがあり、右ページにそんな時にはこのポーズ、ということでポーズのイラストがあります。
ポーズの効能も一緒に書かれているので、思い当たるものを選んでやってみる、というスタンスで読めます。

 

ただ、ハラクマ先生が冒頭で書かれているように、ショートストーリーはジョーク満載のフィクションです。また、ポーズの詳しいやり方の紹介はこの本には無いので、この本を読んで実際にできるか、というと微妙です。

 

どこかのスタジオでポーズを習ったことのある人や、他のDVDなどでやり方を学んでいる人がポーズを活かすヒントを得るための本です。

 

アシュタンガヨガのスタジオで練習できるので、興味を持ったポーズはチェックするのも良いと思いました。